石原さとみは好きなモノで固めたNY一人旅で幸運を掴んだ
「好きなことだけで私の周りを固めようと思って。そこからはすっごく楽しいです、人生!」(石原さとみ/フジテレビ「新春大売り出し!さんまのまんま」1月2日放送)
2002年にホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞し、10代で華々しくデビューした石原さとみ(32)。本格的なデビュー作「わたしのグランパ」で、いきなり日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、各新人賞を総ナメ。その後も、数多くの映画・ドラマに出演し続け、はた目から見ると順風満帆に見える。だが、彼女自身は20代に入った頃から、悩んでいたという。仕事が減り「自分は誰からも求められていない」と思うようになっていたのだ。
そんな20代半ば、デビュー以来初めて長めの休暇を取り、ニューヨークへ一人旅に行った。そこで「私のことを知らなくても友だちができるとか、何が楽しくて何が好きなのかが分かった」。その経験を経て変化した心境を語った言葉を今週は取り上げたい。
そもそも、彼女が女優を目指したきっかけは「ラジオ」だった。朝起きても、車に乗っても、ずっとラジオが流れている家庭で育った彼女は、自然とラジオっ子になっていた。ラジオから流れてくる声を聴きながら「このお姉さん、どんな人なんだろう?」などと思いながら、いつかその世界に入ってみたいと思うようになっていた。