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小田桐誠立教大学・武蔵大学非常勤講師

1953年青森県生まれ。出版社勤務を経て79年から著述業に専念。著書に「ドキュメント生協」「消えたお妃候補たち」「PTA改造講座」「テレビのからくり」「NHKはなぜ金持ちなのか?」など。07年9月から15年3月までBPO「放送と青少年に関する委員会」委員を務める。

テレ朝・松尾由美子アナの説得力 目は口ほどにモノを言う

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診断結果は…【良】

 テレビ朝日系、朝の「グッド!モーニング」は7時前からその日の主要ニュースを報じるが、15日は流行期に入ったインフルエンザと平成最後の成人式を取り上げた。

 前者を紹介したのは坪井直樹とMCを務める松尾由美子。「身近なスマホにインフルエンザ感染拡大の危険性があるんです」と大きく見開いた目は「どういうこと?」と視聴者の興味・関心に訴えかけた。“目は口ほどにモノを言う”だ。「スマホに使われている金属やプラスチックに保湿性がないため、ウイルスが24時間以上生き続けている。スマホを持つ手や近づける顔から感染する」と専門家が解説。松尾の目が説得力を高めた。

 後者は「外国人の参加者が増えている」という切り口で伝えた。新宿区では参加者の45%が外国人。多彩な服装の外国人が式典前後に騒いでいる姿が映し出され、坪井の「私たちも多様な価値観を受け入れていくことが大切」に、松尾は元気に「はい!」とうなずいた。

 2002年に入社、一貫して報道・情報番組に関わってきた。地震や台風など自然災害の被災地で取材を続けたこともある。入社の際、「私がめざすアナウンサー像」と題する小論文テストで「足を使って現場に行ってリポートできるアナウンサー」と書いたが、その通り実践してきた。

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