毎週「4の字固め」せんだみつおがデストロイヤーさん悼む
伝説のプロレスラー「ザ・デストロイヤー」(本名リチャード・ベイヤーさん=88)が7日午後12時すぎ、米ニューヨーク州バファロー郊外の自宅で亡くなった。家族にみとられながら、静かに息を引き取ったという。
デストロイヤーはプロレスラーとして日米で活躍するだけでなく、日本ではお茶の間のスターだった。
1973年スタートの日本テレビの人気番組「金曜10時!うわさのチャンネル!!」にも出演し、司会者の徳光和夫やせんだみつおに、プロレス技の“四の字固め”をかけ、お茶の間を笑わせた。
当時の思い出を、せんだみつおさん(71)に聞いた――。
「プロデューサの方がね、『せんださん、本当に痛かったら、痛い、痛いと言ってよ。そうしたら緩めるようにデストロイヤーに言っておくから』と言うんです。ワーとかギャーとか言うのは演出で、本気で痛い時は『痛い』と言えって約束だったんです。でも、後でデストロイヤーに聞いたら、『プロデューサーからは、せんだが痛いと言ったら、もっと締めろと言われてた』って。当時のテレビは無茶苦茶なぶん、面白かったね」