視聴率か共感か 吉高由里子主演「わた定」が占うTVの未来
4月スタートの連ドラも後半戦に。窪田正孝(写真右)主演の「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」(フジテレビ系月曜21時~)が第6話(13日放送)で13.2%と初回を上回り、“テレビ朝日上位安定”の視聴率レースに割って入りそうな勢いを見せた。
■フジ月9は“テレ朝路線”だが…
「言い尽くされていますが、やはり1話完結、医療・ヒューマンものは、法曹・警察ものと同様にリアルタイムでテレビを見る層に受け入れられやすく、視聴率に直結しやすいですね」(テレビ誌ライター)
月9は前クールの「トレース~科捜研の男~」で「月9のテレ朝化」なんて揶揄もされたが、「数字を取りにいって、そこそこの数字を取れているのだから、その傾向は続きます」と、テレビコラムニストの亀井徳明氏はこう言う。
「月9の7月クールは『監察医 朝顔』。13年ぶりの月9主演となる上野樹里が監察医を演じ、その父親役で刑事として“バディー”となるのが時任三郎。タイトルといい、事件解決ものといい、視聴率狙いが露骨と言われるのも覚悟の上でしょう」