“100点満点”謝罪会見の原田龍二を待ち受ける笑えない前途
そして記者会見。当初から時間制限をせず、質問がなくなるまですべて答えるとアナウンスされていた。
まずこれはマスコミの印象が良くなる対応だ。そして教科書通り、冒頭から何度も「申し訳ありません」と頭を下げ、真面目に反省の弁を語った。妻の様子を話した時は「よくできた妻で、落ち込んでいる自分を見て、『原田、アウト!』と言ってくれた」と笑いまで誘っている。事実かどうかはさておき、これは夫婦仲が一応、大丈夫であるという証明みたいなもので、これらの発言で危機は乗り切ったとみられている。
そして会見の最後に「何でもやりますので仕事、よろしくお願いします」と頭を下げた。バラエティー番組などのオファーは次々に来そうだ。
だが、知り合いの映画プロデューサーは当分の間、役者としては難しいという。「昔とまったく違う」のだそうだ。
例えば、故・若山富三郎さんは、スタッフが新人女優を紹介すると、その女優の手を取って自分の車に乗せて撮影所を出ていってしまうので、その日の撮影が中止になったといった豪快な話がいくつもあったが、今は不倫問題などがあると、資金を出すスポンサー側が嫌がって話がまとまらないのだという。そんな面倒を避けるため、「だいたい1年くらいは役者としてのオファーはないだろう」と顔を曇らせる。ホトボリが冷めるのを待つ必要があるらしい。