「なつぞら」では再登場 粟野咲莉“子役の先”に必要なもの
この勢いで、粟野は人気女優の道を駆け上がりそうな予感がするが、子役上がりは満島ひかり(33)や井上真央(32)のように成功した女優もいれば、映画「崖の上のポニョ」の主題歌で歌手デビューし、人気者になった大橋のぞみさんのように引退したり、さっぱり見かけなくなった元子役も少なくない。果たして、粟野は今後も活躍し続けられるのだろうか。
「子役は中学生になる前に転換期を迎えます。見た目の変化など、成長度に応じた演技力が求められるのは当然ですが、昔に比べて演技力が高い子役がたくさんいる現在は、“キャラ変”などのプラスアルファがないと、そこから先は生き残っていけません。うまくいった例でいえば、所属事務所の先輩、芦田愛菜さんではないでしょうか」
芦田は、2010年放送の日本テレビ系の連ドラ「Mother」で、子役としてブレーク。今では慶應義塾中等部に入学し、今年7月には「まなの本棚」(小学館)を出版するなど“インテリキャラ”が定着した。かわいいだけじゃないキャラ変の成功例だろう。