米倉涼子「ドクターX」好調も…“キャラ変”で目指す新境地
名ゼリフ「私失敗しないので」でおなじみのドラマ「ドクターX」(テレビ朝日系)。初回視聴率20・3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と今期ドラマ中一番の視聴率を記録し、米倉涼子(44)の存在感を見せつけたが、米倉の所属事務所は「ドクターX」の続編はやらない意向なのだと発売中の「週刊新潮」が報じている。
■「おしん」でピン子目指す
所属のオスカープロモーションは米倉のイメージが“バリキャリ女子”で固まってしまうのを避け、米倉でホームドラマを手がけて「おしん」のように世界的に見られる純日本ドラマを制作する意図らしいのだ。藤原紀香(48)も9月に舞台でサザエさんを演じており、スタイル抜群“奇跡の40代”女優が2人ともホームドラマに転向というのも不思議である。芸能リポーターの川内天子氏はこう言う。
「織田裕二さんが『踊る大捜査線』の後、青島刑事のイメージが強くて苦戦を強いられたようにイメージが固定されるのを避けたいのは確か。ただ、キャラクターを変えるとなると関心度は高まりますが、観客がNOといえばどんなに上手に演じても失敗になるリスクもある。紀香さんの場合、愛之助さんの妻ゆえ、家庭的な役を演じたいというのもあるでしょうし、本人のポップなキャラクターにサザエさんが合っている。一方、米倉さんが、あの美脚で『おしん』のような“耐え忍ぶ女”を演じるのを視聴者が見たいのかというと疑問。キャラを変えるより、文芸作品でヌードなど体当たり演技に挑戦するなどキャラを深掘りすべきでは。『黒革の手帖』の上を行く、女の情念を演じるとか、寺島しのぶさんのような本格派を目指すほうが女優として価値が高まるはず」
ミュージカル「CHICAGO」はブロードウェーでも評価されている。確かに今さらモンペルックは微妙かも。