チュート徳井「所得隠し」発覚で…闇営業問題が再燃の恐れ
チュートリアルの徳井義実(44)が東京国税局から7年間で約1億4000万円の申告漏れを指摘され、そのうち約2000万円が所得隠しだったことが明らかになった。
しかし、吉本興業所属芸人の税金未納問題は今回に始まったことではない。6月に宮迫博之(49)や田村亮(47)、レイザーラモンHG(43)ら所属芸人13人の会社を通さない「闇営業」が発覚。宮迫は100万円、田村は50万円を受け取っていたことがバレ、13人全員が修正申告したが、発覚しなければ無申告のままだった可能性もある。
徳井は2018年までの3年間無申告で、新たに15年までの所得についても無申告を繰り返していたことが報じられた。こうした、「バレなきゃ税金払いません」とタカをくくっている芸人は、まだまだいるのではないか。
元国税調査官の佐川洋一税理士はこう言う。
「闇営業が発覚した芸人さんは、既に正しい収入を再計算し修正申告書を提出していると思われます。しかしながら、闇営業という性格上、現金での受領が多いと思われますので、過去に遡り全ての収入を正しく把握することは困難を極めたでしょう。この点を踏まえると、今後、タレコミや銀行の口座情報などの新たな情報に基づき、提出された修正申告書を対象として税務調査が実施される可能性は十分にあると思います」
徳井の所得隠しが発覚したのは、「密告」が発端ではないかと一部で報じられた。生き残り競争が熾烈な芸人の世界。今回の問題を機に「闇営業」問題が再燃なんてことがあるかもしれない。心当たりがある芸人は戦々恐々だ。