沢口靖子「科捜研の女」勤続20年で放送“217回”の偉大さ
「科捜研の女」(テレビ朝日系)が先週、20周年の区切りを迎えた。連続ドラマとして偉業だが、特筆すべきは20年で、シーズン19となる今期が春から1年間、放送していること。この編成(というか待遇)は異例だ。
スペシャル版を除く全話はシーズン18で199話。先週までの18話を入れて217話! ワンクール放送の時期もあっての200話超えだ。
現在放送中の同局の長寿ドラマ「相棒」と比較すると、こちらは今期でシーズン18となり、ほとんどが2クール放送だから今週分を入れると、326話。しかし、古くからやっている印象の「相棒」だが、スタートは2002年(※プレシーズンは00年)で、「科捜研の女」は1999年だから、水谷豊の右京より沢口靖子のマリコ先生の方が先輩なのだ。
ちなみに、同局の「はぐれ刑事純情派」(藤田まこと主演)はスペシャル版まで入れれば覚えやすい444本!(長嶋茂雄の本塁打数と同じ)で数年後に「相棒」が抜きそうだが、「科捜研」も抜けない数字ではない。
藤田や水谷と違い、女優の沢口がここまで続けてきたことも偉大。男優とは捜査ものの撮影現場でのしんどさも違うだろうし、他のドラマ(恋愛やホームドラマ)をやりたい時もあっただろう。