日テレ若手流出のピンチ ボーナス減に社員は大ブーイング
日本テレビの若手クリエーターらが真剣に同業他社への転職を模索している。視聴率3冠王を長年にわたり維持してきた王者・日テレに何が起きているのか。
「来年6月以降のボーナスが激減するんです。最低でも3割、最大で4割のカットになることが確実視されているんです。それでなくても日テレの年収は民放キー局のなかで最下位クラス。以前は『振り向けばテレ東』などと冗談を言っていたこともあったが、ここだけの話、テレ東にも負けているようです」(30代中堅社員)
一時金がここまで大幅にカットされる理由は、2008年から採用された局員の賃金改定だ。
「ボーナスを業績連動性にしたんです。これまで皆が死に物狂いで頑張ってきたためになんとか広告収入を維持し、毎年、ボーナスも例年通りに維持してきたんですが、業界自体がしぼみだし、テレビ界はこれまでの商売が成り立たなくなってきた。しかも、2020年にはテレビの広告収入はネットにも抜かれる見通しです。とはいえ、いきなりボーナスが3分の1以上も減るとなるときついですよ」(日テレ関係者)