笠井アナ 悪性リンパ腫公表前に見せた不屈の現場主義エピ
笠井アナは1990年に結婚したテレビ東京元アナウンサーの妻と25歳、21歳、16歳の3男がいる。やっぱり寄らば大樹、フリーになんてならなきゃよかったと、後悔の念も胸をかすめてはいないか。前出の城下尊之氏はこう言う。
「局アナで50代も半ばとなれば、看板番組のメインを任されることも減り、次の世代へバトンタッチしていかなければなりません。管理職であれば、それなりに安泰なポジションとも言えるでしょうけど、笠井さんは現場、プレーヤーにこだわり、会社にとらわれず、映画、演劇といった得意分野を生かせる仕事をしたいとフリーを決断された。病気療養はおつらいでしょうけど、笠井さんの力量であれば、まだ10年以上、第一線で活躍していけると思います。社員として定年を迎えるよりも長い仕事人生があるのです。32年勤めあげたフジテレビ時代の骨休めも必要でしょうし、長いスパンで見て、どうか焦らず、治療に専念していただければと思います」
■生出演で説明
笠井アナは、白血病で闘病中の競泳女子、池江璃花子(19)の退院報告と前向きな決意表明に励まされたという。きょう(19日)の「とくダネ!」に生出演し、病気を公表した理由を「32年間、ワイドアナウンサーとしてやって、いざ自分が病気になったときそっとしておいてくださいは、自分の生き方としては許さない。話せることは皆さんに知ってもらう義務があるということ」などと説明した。
病の克服と現場復帰を誓った笠井アナ。視聴者は待っている。