松本人志と中居正広 公私に及ぶ「切っても切れない仲」
中居の母は大阪府出身。親せきや姪が関西にいるため、プライベートではたびたび来阪、中居には関西のマインドが根付いている。昨年4月から土曜の昼に「中居正広のニュースな会」(テレビ朝日系)がスタート。翌日の日曜日午前には松本の「ワイドナショー」(フジテレビ系)がオンエア中。奇しくも2人は、コンセプトが近い情報・ワイドショー番組の肝となっている。
松本は父の譲一さんを14年8月に亡くしているが、闘病生活はごく一部の友人にしか明かしておらず、逝去の報は密葬を終えたあと、所属する吉本興業を通じて発表した。翌15年2月、ファザコンだった中居の父・正志さんが79歳で逝去した際も、松本と同じく闘病を伏せており、葬儀、四十九日を終えてから、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で初めて明かした。2人はプライベートの考え方も同じなのだ。
正志さんの病床にはタモリ、笑福亭鶴瓶、松本が訪れたが、すでに衰弱しており、話すこともままならない状態。松本は「日活ロマンポルノ」の歴史本を見舞いとして差し入れた。タモリと鶴瓶が帰る時、「アカン。これだけワーワーやっててみんなで帰ったら、お父さんが寂しすぎるから」という理由で、1人でその後およそ20分、居残った。この優しさに触れ、中居は一層、松本を尊敬したという。
嘘偽りなしの大親友。墓場まで持ち込むネタも、お互いが握り合っているという。