連ドラ1クールで1000万円も 脚本家ギャラには泣きどころが
この冬のゴールデン・プライムタイムの連続ドラマは、医者ものと刑事・探偵ものがそれぞれ6本で計12本も並び、小説やコミックの原作ものも7本と多い。
「近ごろは重厚な長編より1話完結のスタイルが人気ですが、病院や警察を舞台にしたドラマは、毎回違う病人や犯罪を登場させれば新しい展開ができるので、作りやすいんです。
また、原作ものが多いといっても、かつてのように名作や評判作品をそっくり映像化するのではなく、主人公と物語の設定だけをいただいて、新しいエピソードを盛り込み、話を膨らませる“原案”スタイルが増えています。いずれも、視聴者を飽きさせないつかみのうまさ、スピード感のある物語が求められ、脚本家の力量にかかっています」(番組制作会社幹部)
その脚本家たちは、テレビドラマでどのくらい稼ぐのだろう。日本脚本家連盟は、NHKとはテレビの全国放送30分における最低脚本料は19万円で合意している。もちろん、夜の連続ドラマを依頼されるような人気脚本家の場合は、これよりずっと高い。平均すると1話(45分)60万~100万円。1クール(9~11話)なら600万~1000万円である。