梅宮辰夫が役者になった目的4つ いい女を抱く、酒を飲む…
東映時代は「夜の帝王」なんて軟派役者の代表のように言われていた俺だけど、学生時代は硬派で鳴らしていたんだぜ。
高校は早稲田高校。入学するや自分で剣道部を創設し、3年間主将を務めた。男子校だから女っ気は一切なし。セックスどころか、女の子と手をつないだこともない。そもそもデートしたこともなかったんだから(笑い)。
そんな俺が童貞とオサラバしたのは大学2年、19歳のときだった。よく行く銀座の寿司屋で、ホステスにナンパされたんだよ。石原裕次郎さんの「嵐を呼ぶ男」を見に行き、その帰りに彼女の誘いで新橋の旅館へとシケ込んだ。昔は「逆さクラゲ」って呼ばれた連れ込み旅館だよ。今なら、ラブホテルか(笑い)。
俺にとっては記念すべき筆おろしだったんだけど、うまくいかなかったねぇ。なにしろ当時はアダルトビデオどころかポルノ映画もない時代。事前の知識はゼロだった。
俺は男性自身を真上から突けばいいもんだと思っていた。だから、何度やっても穴に入らない。入るわけないよな。相手の女も少しも誘導してくれないし、結局、30分以上奮闘して、ようやく穴を探し当てた(笑い)。