賛否両論「麒麟がくる」染谷将太の新しい信長が主役を食う
ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏がこう言う。
「1992年放送の大河『信長 KING OF ZIPANGU』で信長を演じたのは、当時25歳だった緒方直人さん。放送前には〈若すぎる〉〈ずいぶん可愛い信長〉といった声があったような……ところがドラマがスタートすると、緒方さんの演技力もあり、視聴者もすんなりと受け入れていた。そう記憶しています」
演技力でいえば、染谷は20代俳優の中でも群を抜いている。
「公開中の映画『初恋』でも、賢く振る舞おうとしても、うまくいかずに次第に狂気じみていくヤクザを好演しており、とても印象に残っています。丸顔で幼い“染谷信長”が何をきっかけに『泣かぬなら殺してしまおうホトトギス』と考える非情な一面を持つようになるのか……変わっていく過程を見るのが楽しみで仕方ないですね」(山下真夏氏)
染谷自身も「まさか自分が信長を演じる日が来るなんて思ってもみませんでした」「新しい織田信長を演じられる喜びと同時に大きな責任も感じています」と、同番組のホームページにコメントを残している。