「翔んで埼玉」大ヒット 武内英樹監督にフジテレビ退社説
先の日本アカデミー賞で、最優秀監督賞を受賞した映画「翔んで埼玉」の武内英樹監督(53)にフジテレビ退社説が浮上している。
「フジでは、できる人材ほど辞めたがり、実際に辞めているのですが、武内氏も『最優秀監督賞取ったら会社辞めるよ』と内々に語っています。それが実現したのですから、今携わっている作品を完成させるあたりで、独立しそうです」(マスコミ関係者)
武内氏は授賞式で「取っちゃいけない作品が取っちゃった」とコメントしていたが、「類いまれな人心掌握術、演出力のたまもの」というのが、映画界での評判だ。
「ただ同じ現場にいるだけでも、とにかく楽しい男で、ノセるのがうまい。『翔んで埼玉』にはGACKTと伊勢谷友介のキスシーンがあるのですが、NGだった伊勢谷を説得し翻意させ、またクールなGACKTのモチベーションをアップさせて撮ったのは、ちょっと普通の監督では難しいかもしれません」(映画ライター)
早大卒でフジ入社が1990年。ドラマ制作センター所属。ドラマ「みにくいアヒルの子」「電車男」「のだめカンタービレ」、映画「テルマエ・ロマエ」「今夜、ロマンス劇場で」、そして「翔んで埼玉」など、今や日本屈指のヒットメーカー。監督作品の興行収入は計200億円を超えているという。長期低迷中のフジにも優秀な社員はいるわけだ。