千葉雄大主演「スマホ2」スマッシュヒットの裏に一斉休校
新型コロナウイルス対策に伴う全国的なイベント中止が相次ぐ中、これまで営業を続けてきた映画館業界も対応を迫られている。まず最大手シネコンのTOHOシネマズがチケットの払い戻しを発表すると、他チェーンも追随。さらには岩波ホールやシネマイクスピアリなど、臨時休館を決める劇場も現れた。
そんな中、公開中の日本映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」が興行ランキング、口コミともに好評、スマッシュヒットを記録している。映画批評家の前田有一氏が語る。
■「ドラえもん」は延期
「学校が一斉休校となったことで、『映画ドラえもん のび太の新恐竜』『映画しまじろう』といった子供向け映画が公開延期になった。相対的に、『パラサイト』や本作のような大人向けサスペンスやホラーが伸びる余地が生まれています。また、一度延期や休館すると、再開後も観客は心理的に戻りにくくなるのは春節シーズンに映画館を閉めた中国で証明されています。よって、この傾向はしばらく続くでしょう」