倉木麻衣の“芸能界最悪の父” 山前五十洋さんの意外な評判
■「熱い業界人」
音楽事務所には、デビューを目指すアマチュアからのデモ音源が日々、送られてくる。きちんと聞かずに放置されることもあるなか、山前さんは逐一、応募資料をチェックしていたという。
「黎明期にビーイングは『ラウドネス』をマネジメントしていて、そこに下村成二郎というハイトーンボーカリストを紹介したのも山前さん。山前さんを恩人と呼ぶアーティストは少なくないのです」と続けた。
派閥や系列、流派を超えてアーティストの夢を応援する。ではなぜ、そんな懐の深い、人望ある人物が娘とはうまくいかなかったのか。
「夢中になると、空気を読まないどころか立場も忘れ、気に入った女優がいたら、自分の事務所の所属としてHPに掲載してしまったことも。それでクレームがくると陳謝し、すぐに削除して収まるのですが、ある意味、真っすぐな分、悪い人にさんざん利用されていた」(本人を知る芸能プロ関係者)
倉木麻衣と1文字違いのAV嬢騒動も、だまされたと本人は一部で関与を否定している。娘への思い余ってのことだったか。倉木はこうコメントしている。
「いろんなことがありましたが、近年はライブを見に来ていただき、差し入れなど入れていただいた。ただただ残念でショック」
浮世離れした、昭和の時代にいた熱い業界人だったのかもしれない。