家系ラーメンに大手資本が増えている理由…「町田商店」の親会社は東証プライム上場企業

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 家系ラーメンは豚骨醤油ラーメンのジャンルの一つ。太いストレート麺に、チャーシューと海苔、ホウレンソウなどのトッピングが特徴。1974年に横浜市で創業した「吉村家」が元祖で、系列店で修業し開業した店舗が「家系」と呼ばれるようになった。以前は個人店が主だったが、2010年以降は大手資本が運営する家系ラーメン店、いわゆる「資本系」の家系が勢力を拡大している。

 代表格が「町田商店」など複数のラーメンブランドを運営するギフトホールディングス(HD)だ。同社は08年に東京都町田市に1号店を設立。18年に東証マザーズに上場。20年に国内直営店は100店舗になり、同年に東証1部(現プライム)に市場変更。コロナ禍でも出店は拡大し、24年10月末時点で直営店は223店舗。ギフトHDが食材などを卸す加盟店は「プロデュース店」と呼ばれ、ロイヤルティーはゼロ。24年10月期時点で国内540店舗を展開する。

 ギフトHDは上場後は出店ペースを加速。麺・餃子の製造会社をM&Aで取得したほか、各地に工場を新設し、加盟店への卸売り体制を整えた。

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