書店よりも便利!?新書マップ4D本棚 2万3000冊がずらり
「特定非営利活動法人連想出版」は2024年12月、読書案内サービス「新書マップ」に新機能である「4D本棚」を搭載してリニューアルリリース。書店で本を手に取るかのような検索体験に「こういうのを待っていた!」とSNSでジワジワと話題になっている。
「新書マップ」は、「信頼できる情報がいつも身近にある社会」の実現を目指す同法人が04年から運営してきたサービス。これまでは、星座表のような関連図「テーマリウム」で2万3000冊の新書を分類してきた。新機能「4D本棚」では、これまで分類されてきたすべての新書をウェブ上の巨大な本棚にバーチャルで再現。利用はもちろん無料だ。
利用は簡単。スマートフォンやタブレットでウェブサイトを訪れると、画面上に馬蹄形の巨大な本棚に囲われた部屋が現れる。本は「学校」「子どもの危機」のようにテーマごとに並べられており、タップ1つで「レーベル別」や「刊行年順」に組み換え可能で、気になった書籍の背表紙を押せば、その本の概要や目次を見ることができる。
また、Amazonや紀伊国屋書店などのネット書店とも連携されているため、試し読み機能で内容を確認することも可能。まるで、書店を気の赴くまま回遊するかのような体験を手軽に味わえるのだ。
自分専用のスペースも
リアルな書店体験を味わえるだけではない。「私の本棚」機能では、気になった本を登録することで巨大な4D本棚の一角に自分専用のスペースを確保することができるのだ。何冊も本を抱えながら、別の棚に移動して読み比べる……あの疲れる作業がストレスなく1タップで片付けてしまえる。
ほかにも、「私の本棚」に登録された本から関連性の高い本を自動的におすすめしてくれる「連想本棚」などの便利機能が満載。リアル書店が減少してゆく昨今、需要はますます増えていくかもしれない。