著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

日の丸自動車学校の“クラスメート”はあの飯島直子さん!

公開日: 更新日:

 そこにもってきて日の丸の教習所に入学したら同じ学科の授業で連日机を並べることになったのだから、こりゃもう俺の周りに恋のキューピッドがうじゃうじゃとひしめきあっていると思い込んでも仕方ないでしょう?

 しかし、あの教室で机を並べて、ともに勉強を学ぶというのは学生時代に戻ったようで、初々しい気分この上なかったのだ。

「ねえ?」「……」「ねえ、ねえダンカンさん!」「……なんだよ、今追い越しの時のルールを勉強中だろ、こういうのが試験に出るんだから……」「そうなの?」「そうなのじゃないよ! で、何?」「あ、ごめん、消しゴムなくしちゃったみたいなんだ、貸してくれる?」「あーもうしょうがないなあ、ホラ(と顔は教官の方を向き、手だけで渡す)」「あ・り・が・と・う」

 ワワ~! もう青春ドラマの1コマじゃないのさ~! こーいーのを連日実生活でやってたのよ!

 しかも(かなり興奮しています)相手はあのCMで画面の向こうからまるで俺だけに語り掛けるように(おそらく当時、日本中の男たちがそう思っていたことだろう)、「ジョージアでひと休み ♪ああ、男のやすらぎ~」のあの飯島直子さんがいて、それをある意味、俺だけが独り占めしていたのだ!! そーか、そーだよ、芸能界で40年近く生きてるけど、俺の芸能界の頂点は間違いなく、あの時だったんだなぁ……。 

 そんな関係になっていたから、路上教習中の彼女にあんな学生乗りのいたずらもできたのだろうなあ……。懐かしいクラスメートの思い出に感動さえ覚える俺であったのだ。 =つづく

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動