前澤友作氏「ひとり親支援基金」仕事の早さに当選者も困惑
応募総数は44万7159件。全国の母子・父子家庭は141.9万世帯(2016年度)だから、ひとり親のおよそ3分の1が応募したことになる。さすが絶大な発信力を誇る実業家のTwitterだ、影響力には驚かざるを得ないが、18日付の前澤氏のTwitterを見ると〈当選者の中に、大変残念なことにひとり親を偽装し、証明書類を偽造してまで10万円を受け取ろうとする人がいます〉とつぶやいている。どうやら冷やかしや虚偽の応募もあったようだ。
基金の申し込みフォームには年収、雇用形態、ひとり親になった理由、再婚の可能性、養育費の現状、ローンや取材の有無などのほか、前澤氏へ伝えたいことが書ける欄も設けられていたという。
A子さんのもとには、16日夜に「当選」を知らせるメールが事務局から届いたという。児童扶養手当受給証明書、ひとり親家庭医療証、戸籍謄本のいずれかの書面を撮影、もしくはスキャンして返信するように明記されていたそうだ。
「国への給付金や手当などの申請には膨大な書類が必要で、とても面倒。それと比べたら前澤さんの基金は申請が簡単すぎるぐらい。だからこそ、かえって信じられなかったというか(苦笑)。メールで送られてきた銀行振込先記載のURLをクリックして、もし詐欺サイトに飛んだらどうしようってドキドキでした」(A子さん)