巨人阿部監督が“会見拒否”して向かう先 田中将大が大炎上しても「いい1週間」と振り返ったが…

茂木（手前）に先制2ランを浴びたケラー（Ｃ）共同通信社

　20日のヤクルト戦でサヨナラ負けを喫した巨人の阿部慎之助監督（46）は「みんなの頑張りでいい1週間だった」と言った。

　先週はDeNAとヤクルトとの2カードを4勝2敗で終えた。ただ、17日のDeNA戦は通算198勝の田中将大（36）が2回6失点と大炎上。「いい1週間」とは言えない悪夢だったに違いない。さる巨人OBがこう言った。

「阿部監督はその試合後、今季初めて会見を拒否した。登録抹消された当の田中将は、桑田二軍監督による『桑田塾』に入門。桑田二軍監督がこだわっている外角低めに投げ込む、制球力アップの練習を行っている。『魔改造』の久保巡回投手コーチと桑田二軍監督からアドバイスを受けてもダメなら、いよいよ厳しい」

　巨人のチーム防御率は、21日現在2.99でリーグ4位。前出のOBが続ける。

「先発陣はあす先発予定の山崎が3連勝中で防御率0.00。1勝1敗の井上も同1.80。オープン戦でピリッとせず、心配された2人は好スタートを切った。ただ、エースの戸郷が3連続KOで二軍落ち。田中将も炎上した。2人良くて2人悪いのはプラスマイナスゼロだが、本来は勝ち星が計算できる戸郷が不在なのは、マイナス面の方が大きい。昨季先発として在籍していたメンデスをクビにしながら、代わりの外国人を補強しなかった。昨季15勝の菅野の穴を埋めないといけないのにマイナスでは、阿部監督の不安が増幅しても不思議ではありません」