コロナ後の芸人はしゃべりで勝負を 深夜番組を見て考えた
新型コロナの影響でバラエティー番組の様相も一変。タレントのリモート出演もすっかり見慣れた光景になった。
先週はあの「笑点」までがリモートに……。笑点メンバーは自宅からリモート出演し、司会の春風亭昇太はポツンと1人だけスタジオ。6台のテレビ画面に話しかける姿はシュールで近未来の「笑点」(!?)という感じ。
24日は初の「リモート大喜利」をやるというので今から楽しみ。御年82歳の林家木久扇はリモートの方が安心。お気の毒なのは座布団運びの山田隆夫で「不要不急」呼ばわりされて、この日はお休み。果たして山田くんに失業手当は出るのか。
■ひな壇やワイプがテレビをダメにした
それはともかく、コロナのおかげ(?)でバラエティーからひな壇が消えたのはよかった。かねてテレビをダメにした原因のひとつには、ひな壇やワイプがあると睨んでいたが、それが一掃されてスッキリした。
よくよく考えるとワイプもリモートも似たようなもので早速、「リモート芸人」などという言葉も出てきて、転んでもタダでは起きない芸人のたくましさを感じる。