菊池桃子は“育ての親”と決別…芸能界独立ラッシュの裏事情
事務所の威光はかすみ ピンハネに嫌気も
ある芸能プロ社長はこう言う。
「かつてマネジャーがお目付け役となり、事務所の決めたスケジュールをこなしていくだけだったタレントは今や少数派です。業界有力者を後ろ盾にしたり、大手の威光をちらつかせても仕事にはつながりませんし、待っていても仕事は降ってこない。専属マネジャーすらつかないのが当たり前で、タレントが個々の力で何とかしようという時代になってますね。でも、何かあればSNSで世間に訴えることができるし、売れれば事務所のピンハネもなく、倍以上の実入りだって見込める。女性タレントならば(個人事務所社長を兼ねる)石田ゆり子の成功例が念頭にあります」
サラリーマンの世界と同様、タレントもセルフプロデュース時代へとシフト。もちろん結果を出さなければアウトというハイリスクと隣り合わせ。共存共栄を目指す日本式は過去へと消えていく。