古関裕而が飲んだコーヒーは1杯10銭 現在に換算すると…?
「エール」再放送シリーズも残すところ、あと1週となった。結局、中断前の13週(65回)をすべて放送。もっと早く再開されると思っていたので、長かったというのが正直な感想だが、ここまでくれば中途半端に再放送が途切れても逆にわかりにくい。9月14日の再開は第14週からのスタートなので、ストーリーのつながりはバッチリだ。
第12週(9月1~5日)は「アナザーストーリー」と題し、古山音(二階堂ふみ)の父・関内安隆(光石研)があの世から戻ってきたり、若き日の双浦環(柴咲コウ)のパリでの恋などがオムニバス形式で描かれる。その中の1話で明かされるのが喫茶店「バンブー」の店主・梶取保(野間口徹)と恵(仲里依紗)のなれ初め。恋のキューピッドが子供時代の佐藤久志(山崎育三郎、子役・山口太幹)だったという話が紹介される。
今回注目するのはそうしたエピソードではなく、当時の喫茶店事情。主人公・古山裕一(窪田正孝)はバンブーに入り浸り、そこで作曲をしたり、仲間たちと会ったりと、非常に重要な場所になっている。古山のモデルである古関裕而も1930年秋に福島から上京して以来、喫茶店には足繁く通ったようだ。