「24 JAPAN」唐沢寿明は好評も…クロエは朝倉あきなのか?
9日放送の初回の世帯平均視聴率は7・7%。順調に滑り出したテレビ朝日開局60周年記念ドラマ「24 JAPAN」(金曜夜11時15分~)。
「この時間帯は普通なら3%台ぐらいですから、上々の数字です」(テレビ誌ライター)
ただ、評価は二分しているようだ。
「米国版の『24』を見たことがないという視聴者からは〈面白かった〉〈今後が楽しみ〉という意見もありますが、その一方でオリジナルのファンは〈ドキドキ感が今のところなし〉〈全くの別物として見るしかない〉などと物足りなさを感じているみたいですね」(在京キー局関係者)
日米で比較したくなるのは分かるが、比べるのは酷だろう。
「日本のドラマは、NHKの大河でも1話当たりの制作費が6000万円前後といわれますが、米国の人気ドラマになると3億~4億円、中には10億円を超えるものもある。とりわけ『24』のようなアクションものなら迫力が違ってきて当然ですよ」(前出の在京キー局関係者)
文字通り“ケタ違い”なのだが、日本版ジャック・バウアー、獅堂現馬を演じる唐沢寿明(57)の評価はまずまずだ。
「本家のキーファー・サザーランドが30代半ばから始めた役を、唐沢さんは還暦に手が届く年齢でこなしているわけですからね。20代の頃に『仮面ライダー』でスーツアクターをやるなど肉体を鍛えてきただけあって、アクションのキレも50代とは思えません。唐沢さんの1歳年下の堤真一さんもJAC出身だけあって、いまだにキレキレですが、引けを取らないんじゃないですか」(制作会社スタッフ)
メディア文化評論家の碓井広義氏も日刊ゲンダイコラム(10月14日付)で、ドラマの内容はさておき、唐沢については「熱演に拍手」と書いていた。