ジャニーズ「一斉薬物検査」を決行した滝沢副社長の危機感
「賠償金の問題もありますが、それ以上にジャニーズ事務所では今年、山下智久の未成年との飲酒騒動、手越祐也の緊急事態宣言下での酒席への参加、ジュニアの山本亮太が闇スロット店に入店していたことなどが起こった。副社長であるタッキーこと滝沢秀明氏は、『違法行為は絶対に許さない』との考えで、いずれも厳しい処分を下しています。今回も、万全の体制を目指し、決行したのでしょう」(スポーツ紙ジャニーズ担当記者)
■もし“クロ”が現れた場合は…
しかしながら、検査でもし“クロ”と判明したタレントが現れた場合はどうなるか。
「捜査をしているわけではないので、それで即、警察に突き出すということはないと思います。何か別の理由で自主的に退所させるか、具体的な理由を明かさずに解雇する方法を取るのではないか」(前出のジャニーズ担当記者)
思い出すのは、2009年、女優の沢尻エリカが、当時所属していた事務所から「重大な契約違反があった」として突如、解雇された一件。芸能マスコミでは「薬物疑惑」が囁かれたが、真相が明らかになることはなかった。あれから10年。別の事務所で再起を図っていた沢尻は薬物で逮捕・起訴され、撮影が進んでいた大河ドラマを降板するという一大スキャンダルに発展した。当時の「重大な契約違反」とはやはり、薬物ではなかったかという声が上がった。
“鬼司令官”タッキーが押し進める決断は、果たして吉と出るか凶と出るか――。