著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

橋本マナミは愛人キャラ脱却…妖艶返上で人気のレアケース

公開日: 更新日:

 橋本マナミというと、バラエティー番組のイメージが強い人も多いと思う。しかし、実はもともと芸能界に入ったきっかけは全日本国民的美少女コンテストで入賞したことで、そのときにもらった賞は「演技部門賞」だった。

 その後、事務所を移籍して2016年にNHK大河ドラマ「真田丸」に細川ガラシャ役で出演。それまでは妖艶なビジュアルから「国民の愛人」と呼ばれていたのがこの大河ドラマでは正室役を演じ、役柄の幅が広がるきっかけになった。

 今年1月15日に全国公開された映画「越年Lovers」は主演の峯田和伸とヒロインの橋本がともに山形県出身で、山形で撮影が行われて監督が台湾のグオ・チェンディという異色作。

 この映画で彼女は、幼なじみへの思いを10年間ずっと言葉にすることができなかった女性を演じた。愛人キャラのイメージが強かった頃は男性を誘惑する役が多かったというが、それとは真逆の役と言える役を通じて見せた女優としての存在感が印象的だった。間違いなく、女優・橋本マナミの代表作になるだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    河合優実が日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」の舞台裏…石原さとみと激しいガチンコ勝負

  2. 2

    旧安倍派「石破降ろし」フルスロットルのワケ…恨み骨髄!引き金は森友文書の開示決定だった

  3. 3

    杉田水脈氏「炎上ヘイト論文」再掲し《本当に差別主義者ですか?》…開き直り上等の無反省

  4. 4

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  5. 5

    フジテレビ“女子アナ王国”崩壊のドミノ状態…永島優美&椿原慶子に加え、岸本理沙アナも電撃退社へ

  1. 6

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 7

    愛子さまに、佳子さまご結婚後も皇室に残る案が進展も…皇族数減少の課題にご本人の意思は?

  3. 8

    エキスポ駅伝2チーム辞退に《やっぱりな》の声…実業団に3月の戦いは厳しいか

  4. 9

    芦田愛菜が"CM起用社数"対決で橋本環奈に圧勝の流れ ノースキャンダル&インテリイメージの強さ

  5. 10

    コシノジュンコそっくり? NHK朝ドラ「カーネーション」で演じた川崎亜沙美は岸和田で母に