佐藤玲は映画が銀幕と呼ばれた頃の気品を漂わせる“昭和顔”
佐藤玲(28歳)
最近は吉岡里帆、黒木華、放送中のドラマ「京阪沿線物語」(テレビ大阪・BSテレ東)主演の小西桜子など、大学生になってから本格的に女優活動を始めて主役級に成長するケースが増えている。
赤楚衛二と町田啓太の活躍で“チェリまほ”現象を巻き起こした昨年10~12月のドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京系)で、主人公と同じ文具会社に勤務するOLを演じた佐藤玲も20代で本格的に女優デビューした。
1992年7月10日生まれ、東京都出身。「玲」と書いて「りょう」と読む(本名)。学生時代に故・蜷川幸雄が主宰するさいたまネクスト・シアターで学び、2012年には舞台「日の浦姫物語」で大竹しのぶの娘役に抜擢。その後、現事務所に応募して所属が決まり、「ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」(フジテレビ系)、バカリズム脚本の「架空OL日記」(日本テレビ系)、映画「少女」などに出演。NHK朝ドラ「エール」では主人公の娘の同僚看護師を演じた。
行動力を内に秘めている女優で、18年に公開された主演映画「高崎グラフィティ。」は、日本大学芸術学部在学中に同期の映画監督・川島直人に「何かを作りたい」と声をかけたことから企画がスタートした。