「トゥナイト」で人気の髙尾晶子さんはボートレースの顔に
■人生で一番良い時代を番組に奪われた(笑)
さて、髙尾さんは広島県の府中町生まれ。地元高校卒業後、ラジオパーソナリティーを目指して東京アナウンス学院に入学。
卒業後、知人の紹介で「トゥナイト」のディレクターと面談する機会があり、それが縁で93年10月から同番組のリポーターになった。
「デビューネタは新築マンションでした。2回目がサケの遡上、3回目は王様ゲーム。まるで一貫性がないでしょ(笑い)。その時々の話題やブームになっていることなら何でも取り上げてましたから、たまごっちやノーブラブームなど流行の検証のため週に何度も渋谷センター街に通って街頭インタビューしたものです」
「トゥナイト」は94年4月、司会が作家の利根川裕氏から「POPEYE」や「BRUTUS」の編集長だった石川次郎氏にバトンタッチされて「トゥナイト2」に。天真爛漫なキャラが人気だった髙尾さんは、そのままスライドして「トゥナイト2」が終了する02年3月までの約8年半にわたり両番組の“顔”のひとりとして活躍した。