アミューズどうなる?佐藤健、神木隆之介ら一斉退社の波紋
俳優の佐藤健(31)、神木隆之介(27)、ONE OK ROCK(通称ワンオク)が所属事務所のアミューズを3月末で退社することが16日、同社ホームページで明らかになり、波紋が広がっている。
佐藤と神木は以前から事務所に相談しており、創業者の大里会長が相談役として参画する新事務所を設立。ワンオクは森進一(73)と森昌子(62)の長男のTaka(32)がボーカルのロックグループで、現チーフプロデューサーが新事務所社長に就任し、いわばのれん分けで上場企業のアミューズよりも自由度の高い仕事の選択ができるという。
アミューズは福山雅治(52)やサザンオールスターズなどが所属する上場企業で、福山の結婚で株価が下がるという“福山ロス”が起きたことも。
また、舞台に注力するなど採算よりもタレントの個性を尊重する事務所としても有名だ。同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏がこう言う。
「アミューズがタレントの個性を重んじる環境だったからこそ、今回の3組が身の振り方を考えることができたのでしょう。ただ、30代に入った実力派タレントが“可能性を切り開いていく”ことができずに結果的に退社の道を選んだのは日本の芸能界が抱える問題でもある。アミューズのような上場企業が指針を示したおかげで独立はさらに加速するのでは」