北村一輝「天国と地獄」で好感度上昇 ピカイチの人情芝居
「熱血漢で昭和のスタイルを貫くオールドタイプの刑事が河原。強引なところはあるといえど、実は最初から徹底して職務をまっとうしていただけなのですが……放送中はとにかく〈また出た、河原!〉〈憎たらしい!〉などの声のオンパレードで、演じる北村さんがちょっと気の毒になるほどでしたよね」と笑うのは芸能ライターのエリザベス松本氏だ。
北村は2019年放送のNHK朝ドラ「スカーレット」で、戸田恵梨香(32)演じるヒロインのダメな父親役を熱演。その時の役名もまた、字こそ違うが「川原」だった。そのせいか「スカーレット」の時のイメージを引きずったまま「天国と地獄」を見てしまった視聴者も多かったようで、〈同じカワハラで、またこんな憎たらしい役か!〉なんて書き込みも放送当初には見られた。
「『スカーレット』放送時に出演した情報番組で、“最近、好感度が下がってきている”と冗談交じりにボヤいていた北村さん。『天国と地獄』でも“好感度が下がる”と気が気ではなかったかもしれませんが、最終話では見事な演技で視聴者の心をがっちりと掴んだ。終盤の取調室での河原のセリフに泣かされた人も多かったのでは? 人情味あふれるお芝居をさせたら、右に出る者はいない味のある俳優さんだと思います」(エリザベス松本氏)
「スカーレット」出演終了後に再婚を発表。そして「天国と地獄」放送終了後には、再婚相手との間に子供が誕生していたという記事が出た北村。ヒール役でも、好感度の高い役でも……今後もより精力的に演じて、視聴者の目を楽しませてくれそうな予感である。