綾瀬はるか無双! 肉感ブラトップ披露で熾烈な争奪戦が…

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 TBS系ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」は、不遇を恨んだ男が自分を陥れた相手を次々と殺し、それを弟が身代わりとなってかばうという、ミステリーとしてはまったく陳腐なストーリーだったが、最終話の世帯視聴率20・1%、全話平均15・47%は、冬ドラマでダントツだった。

 どんでん返しもないこんな駄作が人気となったのは、男と女、刑事と連続猟奇殺人容疑者との入れ替わりという奇抜な設定もさることながら、主演の綾瀬はるかの“熱演”が大きかった。男社会の警察組織の中で、のし上がってやろうと野心丸出し、いかにもサイコパスといった異様なまなざし、高級ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」の黒いコートをまとった妖艶さと、見せどころテンコ盛りだった。

 このドラマだけでなく、いま綾瀬は独走している。コンスタントに主演ドラマをヒットさせ、今年はほかにも、すでにNHKの東日本大震災10年特集ドラマ「あなたのそばで明日が笑う」にも出演した。CMも起用社数ランキングで常に上位、とうとうギャラは吉永小百合を抜いた。

 彼女のどこがそんなにウケるのか。その時代の気分の女を演じ続けているからだ。20~30代の女性の“恋人がいない率”が70%近くになった2000年代後半には、「ホタルノヒカリ」で干物女。草食男子との面倒な恋愛より、ジャージー姿で手酌で家飲み、ぐうたら生活の方が気楽でいいという生活スタイルが共感を呼んだ。

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