3月に死去したポンタさんはロフト立ち退きに猛反対した
ロフトから巣立ったサザンオールスターズのコンサートでドラムを叩いたり、メンバーのソロアルバムに参加したり、そういえばポンタさんのアルバムにサザンの桑田佳祐さんが、ボーカルで参加したこともある。
夜中にワーワーギャーギャー言いながら酒を飲み交わすという機会もあったけど、2人だけで連れだって朝まで飲み歩くとか、そんな付き合いだったわけでもない。
でも、ポンタさんとは<通じ合っているモノ>は多かったように思う。
94年、新宿ロフトが都市再開発を理由に退去を迫られた。私たちは、裁判を含めて「負け犬にはなりたくない」と徹底抗戦することを決断した。
すると熱いメッセージが届いた。
「新宿ロフトと知り合って毎夜というか、毎早朝までというか、連日多くのミュージシャンとセッション、交流を重ねさせていただきました。その中から、いろいろなグループがロフトから飛び立ち、発展・展開していった音楽は、現在の日本の財産と表現しても良いでしょう。私自身、あの新宿ロフトでの集いがなければ、現在の自分があるかどうか? このような創作空間が消滅していくことは、大きな損失だと痛感しています。立ち退きに絶対反対の意思を表明したいと思います」
ポンタさんは日本のロックを育ててくれた。改めて言う。ありがとう!