鈴木亮平「レンアイ漫画家」はドラマ化に不向きだった?
前期ドラマの中で視聴率が振るわなかった「ウチの娘は、彼氏ができない!!」(日本テレビ系)も、オタクな娘に彼氏ができないことを心配する母の構図だが、ドラマ内で描かれているオタク像が古すぎて違和感だったり、実は血の繋がらない母娘だったことがバレる展開など、話数を重ねるごとについていくのが大変な部分が非常に多かったように思う。
平成時代のドラマならばそれが「ドラマらしさ」として評価されていたであろう”荒唐無稽”な部分が、視聴率低迷の理由と言えるかもしれない。
「レンアイ漫画家」にしても、初回を15分も拡大するのであれば、ヒロインがダメ男ホイホイになってしまったバックボーンや、鈴木亮平が演じる漫画家がなぜ、あんなにひねくれているのか?ということが少しでも垣間見れるシーンなどが欲しかった。今後それらが描かれることに期待したい。
■前期放送の「知ってるワイフ」は4話以降に変化
しかし、フジテレビ系の木曜22時枠はもともと視聴率が高いわけではない。前期放送の「知ってるワイフ」同様、放送を重ねるごとに視聴率が伸びる可能性もある。「知ってるワイフ」も初回6%台でスタートし、4話以降に7%台が定着。最終話で9%近くまで一気に数字を伸ばした。