及川光博は“名バイプレーヤー”話題作に引っ張りだこなワケ
■主役の邪魔をしない独特の存在感
「意外と、と言うと失礼かもしれませんが、及川さんは見た目とは裏腹に根は三枚目、気配りの人なので、撮影現場の士気も上がるんです。18年に檀れいさんと離婚しましたが、それがマイナスイメージにもなっていないし、スキャンダルらしいスキャンダルは聞こえてこない。スタッフにとっても、いろいろな意味で使いやすい俳優さんかもしれませんね」(制作会社関係者)
芸能ライターのエリザベス松本氏は「アラフィフになってもスーツ姿がさまになる体形を維持できているのは、ストイックだからこそでしょう」とこう続ける。
「40代でも通じるぐらい見た目も若いですし、絵面がいいから、警察官でも銀行員でもシェフでも教頭先生でも、不思議なくらい幅広い役がすんなりとハマる。お世辞にも“演技派”とは言い難いですが、それなりに存在感を放ちつつも、決して主役の邪魔をしません。バラエティー番組ではブレずに王子様のミッチーを貫いていて、トークにも思わず笑ってしまいますが、ドラマでは意外と控えめというか、“静かな王子様”ですね。制作側が使いたくなる気持ちは分かります」
今年2月のgooランキング「織田信長役が最高にかっこよかった俳優ランキング」では、1位こそ吉川晃司(55)だったが、及川は、3位の小栗旬(38)を抑えて2位に選ばれるなど、好感度も高い。今後も幅広い役柄で活躍しそうだ。