岩瀬惠子アナは聖地セントアンドルーズでのゴルフが憧れ

公開日: 更新日:

岩瀬惠子さん(フリーアナウンサー/57歳)

 1980~90年代にフジテレビのアナウンサーとして活躍し、現在フリーの岩瀬惠子さん。大のゴルフ好きでゴルフ番組を担当したり、アメリカ在住時代にはあらゆる有名コースを回ったことも。死ぬまでにやりたいことはゴルファーの憧れである聖地セントアンドルーズでのプレー。しかし、昨年は入院生活もあり、コロナ禍で実現はかなり厳しいが……。

 ◇  ◇  ◇

 ゴルフは社会人になって始めました。フジテレビ時代、ニューヨーク支局で単身赴任していた91年からはすごくハマり、たくさんのゴルフコースを回っていました。主人が米国に来ると一緒に回って。その数年間で有名なリゾートコースはかなり行きましたね。

 スコットランドはアメリカから近いから、知人夫婦と「近いうちにセントアンドルーズでやろうね」と計画していたけど、私の米国勤務が終わってしまい、実現しませんでした。

 日本に戻って局のゴルフ中継班から「ゴルフやるらしいね」と声をかけてもらって、取材の仕方からプレーまでいろいろとゴルフの勉強をさせてもらいました。

 97年に退職してフリーになってからは、主人と2人で夏休みとかに渡米してリゾートコースを回り、2002年から06年までは今度は夫が米国駐在になったので、同行してまた米国暮らしでゴルフをして。

 その15年間でカリフォルニアのペブルビーチ、サウスカロライナのキアワアイランドとか、ノースカロライナのパインハースト、カナダのウィスラーとさまざまなリゾートでプレーしました。

 ニューヨークのベスページブラックコースのように全米オープンを開催するコースも含め、結構有名なコースに行ってましたね。メジャーじゃなくてもPGAツアーや女子ツアーをやっていて一般でもプレーできるコースを調べては行ってましたから。

 何カ所行ったかは、今となってはわからないほど。ゴルフの試合をテレビで見ていると「あ、このコース、回ったね」と夫婦で話すことがあります。

■ベストスコアは83

 男子ツアーでタイガー・ウッズ選手や松山英樹選手がプレーしたコースを回ったこともありますけど、フェアウエーの幅とかラフの長さやグリーンの速さとかコースセッティングで、難易度は全然違いますからね。でも、コースから見える景色は一緒(笑い)。

 06年まではすごく頑張ってゴルフをやっていました。腕前は単身赴任の若い頃にスコア100を切り、2度目のアメリカ生活は最初の3年間がロサンゼルス暮らしで週3回ほどゴルフをしていたこともあって、生涯ベストとなる83を出しました。当時が一番うまかった。その後また日本に戻ってからはゆる~いゴルフになってしまいました(笑い)。

コースを回る抽選で落ちてしまい断念

 何年か前に私たち夫婦を含めた仲良し4人組で「セントアンドルーズに行こう!」と本気で決心したんです。ツアーだとすごく高い金額みたいなので、自分たちで計画し、航空券を取って。だけど、コースを回る抽選で落ちてしまって……。競争率は高いみたいですね。

「予約なしでフラッとコースへ行けば、1人なら入れることもある」と聞いたんですけど、1人で知らない人と回るのもちょっとイヤだし、回れる保証もないのにスコットランドまで行くのもリスキー。その時も仕方なく断念しました。

■まずはゴルフ復帰を。夏までにできれば

 そして去年は私がEGPA(好酸球性多発血管炎性肉芽腫症)という病気になり、1カ月入院したんです。神経の炎症の病気だから足の感覚が麻痺して歩けなかった。今は歩けるようになりましたけど、右足に末梢神経障害が残っていて、まだゴルフはやれていないんです。

 今年はゴルフ復帰しようと考えています。早ければ夏には。私は練習が嫌いだからいきなりコースに出てみたい。

 だからセントアンドルーズにたどり着くまでの関門がいくつもあるんです。まず自分がちゃんとゴルフできる体力に戻れるかがわからない。

 今のコロナの状況で海外旅行できる時期がいつ来るのかわからない。

 それに自分たちが年齢的に、セントアンドルーズ行きを計画し、抽選を当てて、スコットランドに行くという体力がいつまであるのかもわからない。たくさんの関門があって、今では文字通り死ぬまでの夢となってしまっています。

 だから、まずは体調を戻し、その頃に海外旅行にも行ける情勢に戻っていれば、ぜひ行きたい。この目標はもはやゴルフのことだけではなくて、体のことも含めて、私の「死ぬまでにやりたいこと」。これしか思い浮かばないですね。

 体力があるうちがいいから、早ければ23年か24年に実現したいですね。もし行けたら、セントアンドルーズのオールドコースの有名なスウィルカン橋を渡る時に、写真を撮りたいです! その日のために、腕前もそれなりに回復していたいです(笑い)。

(聞き手=松野大介)

▽岩瀬惠子(いわせ・けいこ)1963年9月、東京都出身。86年にフジテレビ入社。アナウンサーとして活動。97年退社後、フリーに。「岩瀬惠子のスマートNEWS」(アール・エフ・ラジオ日本)パーソナリティー。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動