湯水のごとく…いえ湯や水でも、もう少し大事に使わないと
金メダルラッシュになればバカな国民は今までの失態も忘れるだろうという思惑通りに進んでいるオリンピック。選手たちの今までの努力とその成果はもちろん称賛しますが、総予算3兆円といわれるお金は何にどう使われたのか精査する必要があります。開閉会式の予算165億円は映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の製作費と同額だそうです。映画を見てますが壮大なセットと大勢の俳優によるアクション盛りだくさんの2時間と比べると、当然ですが見劣りします。MISIAのギャラが3億? 海老蔵に5億? ピクトグラムの練習期間中に毎日1人100万円ずつギャラを払っても使いきれない金額でしょう。バッハに挨拶1秒につき100万円払う約束があったとしたらあの長ったらしい13分の挨拶も合点がいきますが。
先週土曜日にはボランティア用の弁当が無観客によりボランティア人数が減ったために数千食分が大量廃棄されているという報道がありました。決めた予算は余ったら返すという選択肢のない、とにかく使いきるお金というお役所的発想の最たる出来事。せめて食べ物を無駄にしないという視点でカラの弁当箱だけ届けるぐらいの機転を弁当屋は利かせられなかったんでしょうか。もちろんそれが見つかったらそれはそれで叩かれるんでしょうけど。