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吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<32>早貴被告は「兄を幸せにしてくれますか?」の問いに曖昧にほほ笑んだ

公開日: 更新日:

 私と早貴被告とHさんの3人は、野崎幸助さんをホテルの部屋の前まで見送ってから、ロビー階の喫茶店でお茶をすることになった。

「緊張したでしょ。大丈夫だからね」

 運ばれてきたコーヒーを前にしてHさんは、早貴被告に気を使ってねぎらいの言葉をかけた。

■結婚についての質問に面食らった早貴被告

「あんな兄だけど、結婚願望があるのよ。あなたは兄を幸せにしてくれますか?」

 突然の質問に早貴被告は面食らった様子だった。

「……」

 どのように答えていいのか分からず、曖昧にほほ笑んでいる。

「まだまだ社長のことが分からないので……」

 しばらくして、言葉を選びながらやっと答えた。

「そりゃあ、そうよねえ、まだ21歳でしたっけ?」

 こくりとうなずいた。

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