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森暢平成城大学文芸学部教授

元毎日新聞記者。著書に『天皇家の財布』(新潮社)、『近代皇室の社会史』(吉川弘文館)、『皇后四代の歴史──昭憲皇太后から美智子皇后まで』(吉川弘文館、共著)、『「地域」から見える天皇制』(吉田書店、共著)などがある。

眞子さま「複雑性PTSD」公表後のTV局解説委員長の無責任な批判を問う

公開日: 更新日:

 髪型によって、あたかも小室さんの「信用」がないかのような議論である。公共の電波を使った髪型批判が許されないのは、これまでも指摘したから繰り返さない。読売テレビの解説委員長という肩書の人物によってなされ、病名公表の翌日にも堂々と放送されている。「わかれよ!」という言葉使いも、立場ある人物が皇族の婚約者に投げ掛ける言葉とも思えない。

 この番組は関西地方と九州の一部だけで放送されている。ローカルだから、解説委員長が適当なことを言っていいわけではない。準キー局にも相当な影響力がある。無責任な放送は、無責任な世論を形成する一因となる。

 病名公表後も、眞子さまをなお追い詰めている読売テレビの責任は重い。

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