嵐・松本潤は「未来の巨匠」か…ライブ映画でみせた演出家としての実力
■アイドルでありながらステージを俯瞰で見ている
「出演者の一人にもかかわらず、自分のことは語っていない。完全に演出家目線で、ステージを俯瞰で見ていることに驚きました。特に“シームレス”に対するこだわりからもクリエーティビティーの高さが伝わる。演出なんて名前だけ、ただのアイドルだと思っていた人にも今回の会見で、彼の実力が可視化したのでは。堤監督も同志として見ているように感じ取れましたし、将来的には松本さんが映画を製作するのではと期待してしまいます。最近は星野源さん、オードリーの若林さんなど、アーティスト、芸人といった演者がプロデュースも兼ね、日本のエンタメ界に“ボーダーレス”化が進んでいる。松本さんはそんなエンタメ的多様性のひとつの頂点を極めた人物と言えるのでは」
映画は今後、6カ国と地域で公開。松本は未来の巨匠かもしれない。