<80>早紀被告が片付けた? テーブルから消えていた「ビール瓶」
早貴被告は、野崎幸助さんが亡くなった5月24日に私と電話で話していたときの様子をこのように話した。
「吉田さんに社長が電話をしたのは知っています。そのとき私は2階のソファで社長の横に座ってタブレットでゲームをしていました」
これを私は全く信用していない。というかウソだと思っている。
なぜなら私が彼女に「そのとき(私と電話をしているとき)に社長は何をしていたの?」と続けると、「テレビを見ていました」と答えたが、「なんの番組?」と聞いても「なんだっけかな?」と言うだけで、答えることが出来なかった。わずか24時間前のことで、重要な事案であるのに返答に窮したのだ。
「おいおい、わずか1日前のことだし、覚えていないほうがおかしくないかい?」
そう言って私は「相撲じゃなかったのかい?」と、助け舟を出してしまった。
「そうそう、そうです」
彼女は私の助け舟に乗ったのである。