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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

熊田曜子の圧倒的有利だが、勝っても「勝者」はいない 夫との裁判はむなしすぎる

公開日: 更新日:

 タレントの熊田曜子(39)が被害を訴えたDV・暴行事件。暴行罪に問われた会社経営の夫の第2回公判が大きく報道された。

 第1回公判では被告の夫が暴行を完全否定していたが、今回は熊田本人が検察側の証人として法廷に立ち、生々しい暴行時の様子を語ったほか、熊田が提出した音声データも示された。「おまえ、ぶっ殺すぞ!」といった夫の声。「痛い、痛い」という熊田の声が印象に残るものだ。5年前に夫からの暴力で警察に相談した時に「録音のアドバイスを受けた」ので録音していたという。

 また検察側証人として、夫を逮捕した警察官も出廷し、110番通報で駆けつけた際に夫が「顔を1回たたいたが、蹴ってはいない」と言ったため逮捕しようとすると、警察官の手を払いのけ、他の警察官にも抵抗したことを明らかにした。

 次回公判で夫側の反論が予想されるが、これまでのところ夫の不利は否めない。そもそも熊田が被害届を提出し、マスコミに対しては離婚意思を公表している。被告が罪を認め被害者と和解していれば、起訴猶予か罰金刑で終わるところだが、熊田が被害届を取り下げるとは思えない。

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