NHK紅白歌合戦はすっかりオワコン化…民放が抱える“大晦日共倒れ”の不安

公開日: 更新日:

 日テレ関係者はさぞ胸をなでおろしたかもしれないが、その裏で深刻なのはNHK紅白の存在意義をも揺るがす凋落ぶりだろう。

「期待されていたOfficial髭男dismの辞退が紅白の“値打ち”を物語っている。だが、それ以上に上白石萌音は確実に朝の連ドラ小説『カムカムエヴリバディ』の番宣絡み。極め付きはKAT-TUNです。大したヒット曲もないままジャニーズ事務所というだけで出場する基準が理解できない。藤井風やKing Gnu、BTSらもっと他に注目すべきアーティストがいたはずなんですが、ソデにされたのでしょう」(音楽関係者)

 もう一つ、NHK紅白が若い世代から敬遠されている理由が出場歌手を紅組&白組と男女に分けている点だ。

「このジェンダーフリーの時代に紅白はまさに時代遅れです。NHKとしてはこれまでの『紅組司会』『白組司会』『総合司会』という呼称を廃止。全員が『司会』という呼称にしたんです。それなのに出場歌手は紅白に分かれる。番組の基本構成に矛盾がある」(民放関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情