松平健にのしかかる「マツケンサンバⅡ」の重圧…目玉ナシのNHK紅白を救えるか

公開日: 更新日:

 この時期になると、毎年のようにその存在意義やマンネリ化が指摘されるNHK紅白歌合戦。しかも今年は、かつてないほどヒット曲に恵まれない不作の年と言われ、目玉となる出場者探しは例年以上に困難を極めた。最終的に救世主となったのが松平健(68)だ。

「『マツケンサンバⅡ』が2004年に登場してからというもの、その人気は根強く、特にコロナ禍になってからは、『マツケンサンバが日本を救う』『圧巻のパフォーマンスを観たい』という声がなぜかネットを中心に盛り上がっていました。特に東京五輪における待望論は異常といえるほどで、もはや『マツケンサンバをやらないほうがおかしい』という論調に。最終的に東京五輪・パラリンピックで披露されることはありませんでしたが、今年の『SNS流行語大賞』候補に上がったことなどもあり、NHKはネットの期待に応える形で松平の紅白出場を決めました」(芸能ライター・弘世一紀氏)

■クリスマスイブの「Mステ」特番ではトリで登場

 そして11月19日、『特別企画枠』として、松平の出場が発表されると、ネットは歓喜に沸いた。12月24日のクリスマスイブ『ミュージックステーション ウルトラ SUPER LIVE2021』(テレビ朝日系)ではトリで登場。『マツケンサンバⅡ』のフルコーラスで圧巻パフォーマンスを披露すると、ネットは絶賛の嵐。ツイッターのトレンドに「マツケンサンバ」が入るほどで、紅白への期待が更に増したのだった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇