グラビアアイドル「コロナ残酷物語…撮影本数は激減、ロケ隊が食事入店NG食らうことも
「この2年間、コロナが理由で撮影は7~8回飛びました。ロケも減って、撮影の規模もだいぶ小さくなりました」
グループアイドルやグラビアアイドルが多数登場するグラビア雑誌編集者はこう嘆く。この編集者は、緊急事態宣言が発令されてロケを延期したり、タレントやスタッフに濃厚接触者が出て、撮影中止を余儀なくされたり、この2年間、たびたびコロナ禍に翻弄されてきたという。
「サイパンなど海外はもとより、沖縄などのロケもすっかり減りました。泊まりがけのロケもなくなって都内のスタジオや九十九里あたりで済ませることが多くなりました」
さらに10人弱のスタッフがロケ中に食事をしようとすると入店を断られ、弁当ばかりになったり、ロケそのものの本数もグッと減ったという。
「特に緊急事態宣言中は何かあったらすぐ炎上してしまうので、事務所もすごくナーバスになっていて、こちらも大変でした」
橋本マナミでもかつては年収200万円
“第6波”でまたもやそんな苦労を強いられるのはたまらないと話すが、苦労して撮影に挑んでも、もともとグラドル本人に入るギャラは微々たるものだ。
タレントの橋本マナミ(37)は11日放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)で、20代にグラビアを中心に活動していた頃の低すぎるギャラをこう暴露している。
「私も28歳くらいまでは年収200万円くらいだったんですよ。(月に)15万円くらいしかもらってなくて」
「グラビア誌ってほとんどノーギャラなんですよ。顔を売るためのものだから」
別のグラビア雑誌関係者が続ける。
「都内のスタジオで、1日で水着グラドルひとりを撮影するとして、カメラマンは、“格”にもよりますが5万~20万円、メーク&スタイリストが各3万~5万円くらいのギャラが相場でしょうか。それにスタジオ代、ロケバス代、衣装の実費や現場の食事代などがかさんでくる。今時、写真集などと抱き合わせでなければ、十分な予算は取れないので、タレント事務所には、出しても数万円。現場では、実はタレント本人が一番ギャラが低いなんてことは普通です。雑誌によっては、ノーギャラのことも珍しくありません」
さらに、コロナ禍でグラドルたちが日銭を稼げるイベントの仕事なども減少した。
「もともとキャバクラなど水商売のバイトをやっている人は多かったのですが、それもコロナで“夜の街”が打撃を受け、頼みの綱を絶たれてしまっているようです」(前出の関係者)
こんな話もある。
「いわゆるパパ活に走る子も多いですし、それを事務所も黙認しています。顔バレを恐れて会員制デリヘルで働く子もいます」(芸能プロ幹部)
コロナは、グラビア業界にも暗い影を落とし続けている。