「ちむどんどん」大森南朋もいきなり消えた…“ロス効果”に味占めたNHKの贅沢すぎる役者使い
「ロス仕掛けは、大河ドラマは前半の中だるみになりがちな第15話前後、朝ドラは最初のつかみなのでスタート直後が多いですね。NHKがロス効果に気が付いたのは、朝ドラ『あさが来た』(2015年)のディーン・フジオカの五代友厚の死でしょうかね。あの時は、『あさイチ』の朝ドラ受けで司会の有働由美子まで泣いてました」(ドラマウオッチャー)
しかし、ロス効果を仕掛けるなんてことは、NHKだからできるのだそうだ。「民放では、あんな贅沢な役者の使い方はできません」と番組制作会社のプロデューサーは言う。
「××ロスと惜しまれるのは、死ぬのが大物俳優や人気の若手だからで、民放だったら、せっかく出演OKしてもらったのだからと、引っ張れるだけ引っ張ろうとします。初めの数話だけなんてとんでもありませんよ。出演者側もすぐ消えてしまう役は嫌がります。でも、大河や朝ドラなら、それが逆に話題になるから、引き受けたがるようですね」
佐藤浩市も放送前日の「土曜スタジオパーク」で、「本当に見応えのある回。たぶん、トイレに立つことはできないと思います」と、ロスを楽しみにしているようだった。