「ちむどんどん」大森南朋もいきなり消えた…“ロス効果”に味占めたNHKの贅沢すぎる役者使い

公開日: 更新日:

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で坂東随一の武者・上総広常(佐藤浩市)が、忠誠を誓った源頼朝(大泉洋)に逆にはめられて斬殺され、連続テレビ小説「ちむどんどん」ではヒロインの父親(大森南朋)が心臓病で急死してしまった。

 豪胆だが読み書きができないのがコンプレックスの憎めない広常、妻や子どもに沖縄の海のような広くて深い愛情を注ぐお父ちゃん……大河・朝ドラファンの心をわしづかみにした2人が、いきなり消えてしまったのだ。惜しむ書き込みがネットにあふれ、視聴率も上昇した。

 NHKとしてはしてやったりだろう。というのも、最近は意図的に「××ロス」で話題づくりを仕掛けているからだ。大河ドラマ「青天を衝け」では、尊攘志士気取りの渋沢栄一をあえて召し抱える太っ腹の幕臣・平岡円四郎(堤真一)が暗殺され、「麒麟がくる」の斎藤道三(本木雅弘)は息子との戦で死ぬ。その時も「平岡さまロス」「道三ロス」が起きた。

 朝ドラの前作「カムカムエヴリバディ」でも、ヒロイン安子の夫・雉真稔(松村北斗)は早々に戦死してしまう。あまりにあっけないと残念がる声が上がり、とうとう最終盤の回想シーンで再登場させたほどだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 2

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  3. 3

    木村拓哉は《SMAPで一番まとも》中居正広の大炎上と年末年始特番での好印象で評価逆転

  4. 4

    中居謝罪も“アテンド疑惑”フジテレビに苦情殺到…「会見すべき」視聴者の声に同社の回答は?

  5. 5

    中居正広9000万円女性トラブル“上納疑惑”否定できず…視聴者を置き去りにするフジテレビの大罪

  1. 6

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  2. 7

    フジテレビは中居正広で“緊急事態”に…清野菜名“月9”初主演作はNHKのノンフィクション番組が「渡りに船」になりそう

  3. 8

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  4. 9

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース