「ファイト! 一発」の俳優・渡辺裕之さんが急逝 日刊ゲンダイに熱く語っていたゴルフ愛
俳優の渡辺裕之さんが急逝した。所属のワイケーエージェントが公式サイトで発表した。
5月3日、神奈川県内の自宅で倒れているところを家族が発見した。享年66。渡辺さんは1955年、茨城県水戸市生まれ。80年コカ・コーラのテレビCMで芸能界デビュー。2年後、大正製薬リポビタンDのCM「ファイトー」「イッパーツ」で一躍人気を博した。映画『夢千代日記』『親分はイエス様』『理由』など映画に多数出演。テレビもNHK『京、ふたり』『いのち』、TBS『ウルトラマンガイア』などに出演した。おしどり夫婦で知られる、1994年に結婚した原日出子さん(62)とは今年1月公開の「ポプラン」で共演し話題を呼んだ。
渡辺さんはマリンスポーツからウインタースポーツ、スカイスポーツまで、多彩な趣味で知られ、特に原さんに勧められて38歳の時に始めたゴルフには人一倍のめり込んだ。2016年7月20日付の日刊ゲンダイの連載では、ゴルフについて「やるからには芸能界で1番になると決めた。やり始めるとやめられない性分です。練習場に通い詰め、うまい人のスイングを参考にしながら毎回1000球打った」「何事もとことん研究するのが大好きなので、納得するまで練習しないと気が済まない。ゴルフをはじめて1年目は年間200ラウンド以上していました。練習すればするほど発見がある。それが面白くて、どんどんのめり込んでしまいました(笑い)」と語っていた。